日本の住宅は、自然に調湿する土壁や適度な隙間風を容認する襖など密閉率が高くないのが特徴ですが、近年では密閉率や断熱効率の高い住宅が公的機関からも義務づけられていることからガラスが2枚のペアガラスやガラスが3枚のトリプルガラスを使用したサッシが主流になっています。
トリプルガラスは、ただ単にガラスを3枚配列しているだけでなくガラスとガラスの空間に熱伝導率が低く安定しているクリプトンガスやアルゴンガスなどの希ガスを封入しており、外気温と室温に大きな温度差があっても結露することなく室温が外気温に左右されない高断熱性能と高遮音性能が大きなメリットです。
しかし、3枚のガラスを使用しているので必然的に重量が重く価格も高いのが1番のデメリットです。