琉球畳とは、もともと沖縄地方で栽培されていた「七島イ」(しちとうい)という井草を使用した畳のことを指し、正方形をした半畳タイプのものが多い、縁がない、といった特徴があげられます。
ですが、現在では「七島イ」が国内ではあまり栽培されていないこともあり、使われている材料にかかわらず、半畳タイプで縁無しの畳のことを「琉球畳」と呼ぶ傾向にあります。
現在「琉球畳」と呼ばれる畳のメリットとしては、見た目の美しさがあります。
「目積織り」(めせきおり)という通常より織り目が細かい織り方を採用しているため光が反射しやすいからです。
部屋が明るく広く感じる視覚効果も期待できるほか、織り目を互い違いにして敷くことで市松模様にすることもできます。
もちろん、デメリットもあります。
縁がないため、端の部分が痛みが心配されます。
また、張替えをおこなう際には、従来の畳に比べて多くの枚数が必要なため料金も高くなるでしょう。